久しぶりに連絡してきた元同僚のなお。彼女は私の元旦那を奪い、今では結婚するとのこと。なおは幸せそうに結婚報告をしてきたが、私には全く関係ない。むしろ、なおが知らない事実を教えてあげることにした。「正弘の借金、知ってる?」と私は静かに言った。なおは驚いた様子で「借金なんて聞いてない」と返す。実は正弘には500万円の借金があり、それを返済するために私たちの家庭は破綻したのだ。なおはさらに驚き、「どうしてそんなことを言わなかったの?」と怒鳴る。私は冷静に、「あなたが奪ったのはただの旦那じゃなく、借金の塊でもある」と説明した。結局、なおはその借金を返済するために夜の仕事を始めざるを得なくなり、彼女の幸せな結婚生活は一転した。そして私は、彼女が自ら撒いた種を刈り取るのを見届けた。