「すみません、こちらは美さんのLINEで間違いないですか?」「どちら様ですか?」「初めまして。大介さんの部下のゆかりと申します。」「あら、夫の職場の人だったんですね。どうされましたか?」「大介さんと離婚していただきたいんです。私たちは特別な関係で、付き合っていますから。」「ちょっと待って、あなた夫の部下でしょ?それに夫が既婚者だって知ってたの?」「もちろんです。でも、私たちは本気で愛し合っているんです。だから、離婚して早くタワマンから出て行ってください。」「タワマンから出ていく?何で私が出て行かなきゃいけないの?」「だって、家賃を払っているのは大介さんですよね。」「いいえ、あのタワマンは私の名義で、夫は一円も払ってません。出て行くのは夫です。」その後…