生後3ヶ月で両親を亡くした子熊を大切に育てた夫婦が、21年経った今でも家族のように寄り添う姿を見せています。夫婦は、ニューヨーク州ティスビルで孤児となった野生動物のためのセンターを運営し、2005年に非営利の野生動物保護施設を立ち上げました。20年以上ヒグマたちの世話をしてきた彼らは、保護施設だけでもクマが飼育されており、熊以外にもスカンクやシカなどの動物と一緒に生活しています。夫婦が育てたヒグマのジミーは、生後3ヶ月で母親を亡くし、野生動物公園で飼われることになりましたが、十分に飼育されていなかったため、二人が引き取って立派に育て上げました。ジミーは夫婦に対して愛情表現をし、成長しても子供のように振る舞い、愛情や称賛を必要としています。夫婦がジミーに対する父親のような存在である一方で、熊たちとの共生には危険も伴うことを理解しており、熊が傷つくことへの不安を乗り越えて喜びを感じています。夫婦は、自分たちがいなくなった後もセンターを継続するために基金の創設に必要な資金を集めることを目標としています。