私の義弟、広樹は大学生なのに、まるで自分が家の主人のように振る舞う。「嫁は黙って飯を作れ!」なんて言われても、私も優しいだけじゃない。ある晩、広樹がまた無理難題を押し付けてきた。腹ペコでイライラしている彼にそうめんを出したら、「こんな貧乏臭いもの食わせる気か!」と怒鳴り、私に投げつけてきた。それで我慢の限界を超えた私は、長ネギを振り回し、広樹を押さえつけて、口の中にそうめんを押し込み、鼻にはわさびを詰め込んだ。次の日、広樹から怒りの連絡があった。「まだ鼻の奥がわさび臭い!」と言ってきたが、私は涼しい顔で「爽やかな朝ね」と返した。その後、夫にこの騒動を話すと、彼は広樹の学費の援助を打ち切ることに決めた。広樹は仕方なくバイトを始め、ようやく自立の道を歩むことになった。今では、彼も大人しくなり、時々私たちに感謝の言葉をかけるようになった。世の中の厳しさを知って、少しは成長したみたい。