犬に育てられた小さかった狼たちは、なんだかんだ言ってもやっぱり狼なのだなと感じさせられました。やんちゃな性格は犬とは違い、自分たちが狩りをする本能が発揮されていました。特にリーダー格の狼は、獲物を狩るときの狼らしい狡猾さと速さには驚かされました。
9か月後の姿を見たとき、犬のような可愛らしさが一掃され、立派な狼たちに成長していました。毛並みも厳かで、しっぽを高々と掲げて歩く姿は、まさに自然の中で最強の生き物といった雰囲気でした。しかし、その狼たちがふざける姿を見て、犬に育てられた影響が少しだけ見られるところもあり、それがなんとも面白かったのです。狼たちの成長を見届けるうちに、どこか感慨深い気持ちもありましたが、同時にその姿にはやはり笑いが止まりませんでした。